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動画の編集において、パソコンの性能はとても重要です。でも詳しくないと、自分の編集にはどんなPCが必要なのか分かりませんよね。今回は動画編集用パソコンの選び方を徹底解説します!

まず今回の記事では、各パーツの基本知識を学びましょう。そして次の記事で具体的なスペック構成やおすすめBTOショップをご紹介します!

*この記事の執筆には自作PCに深い見識をお持ちのTomohiro Otaさんに全面協力頂きました! 太田講師、ありがとうございます!

YouTubeで動画編集PCの選び方を見る!

各パーツの基本

CPU

編集においてはCPUパワーはとても重要です。なぜなら動画ファイルの殆どは圧縮されているんですね。編集ソフトでプレビューする場合には、その圧縮を解く必要があります。それには主にCPUが使用されるわけでですね。

動画編集のときに特に重視するべきなのは編集時のプレビュー性能、つまりどれだけコマ落ちせずに快適にプレビューを再生しながら編集できるかです。プレビューコマ落ちが多いと編集のときストレスになりますし、また確認にもいちいちエンコードが必要です。ですので無駄な時間を減らして快適な編集を求めるなら、まずCPUパワーが大切です。

CPUにはINTELのCoreシリーズと、AMDのRyzenシリーズがあります。性能は拮抗していて、基本的な処理能力はコア数・スレッド数・クロック数が同じであれば、同等とみて差し支えありません。しかし、Premier Proでのパフォーマンスにおいては、いくつかの条件でAMD Ryzenはコマ落ちが目立つことがあります。

ですのでCPUの方針は、8コアまでの値段はINTELの方がやや高い程度ですので8コアまではINTELがお勧め、それ以上のコア数はAMDの方が著明に安くなりますので、12コアや16コアはAMDを選ぶのがお勧めです。

GPU(グラフィックカード)

GPUとはなにか。これは仕事に例えると、特殊作業を効率よくこなす専門職人のようなもの。

動画編集において、GPUは編集時のエフェクトやカラーグレーディングでCPUを補助する役割があります。いくらCPUが高性能でも、GPUの性能が低いと、トランジションやグレーディングでコマ落ちしてしまいます。

現在GPUチップのメーカーはnVidiaとAMDがあります。どちらのメーカーのGPUも使えますが、PremiereのGPU利用は、もともとnVidiaのCUDAというシステムにあわせて開発された技術です。

ですのでこだわりがない限りnVidiaのGeforceがおすすめです。(nVidiaのGeforceとQuadroがありますが、基本的にGeforceの方がコスパが圧倒的に高いです。動画編集においては、10bit出力がどうしても必要な場合以外はGeforce一択です。)

メモリ

メモリは、仕事に例えるなら作業机の広さと一緒。机の広さが足らないと、いちいち引き出しから書類を出してこないといけなくて、そのせいで作業が遅くなってしまいますよね。それと同じで、メモリーが足りていないと、CPUとGPUの性能が十分でもコマ落ちが起きてしまいます。

メモリについては、FHDの編集ならメモリ16GBで足りますが、4Kとなると32GBは必須です。更に4K60P10bitや6Kを扱うには、64GBがお勧めです。

ストレージ

ストレージとは、データを記憶するパーツです。仕事で例えるなら、机の引き出しみたいな収納スペースですね。

昔はハードディスクドライブ、つまりHDDが主流でした。でもHDDは、ランダムアクセスが遅いという欠点があります。そこを改善したのがシリコンステートディスク、つまりSSDです。

Windowsをインストールするメインストレージは、必ずSSDにしてください。HDDとは快適性において雲泥の差がでます。

SSDには、価格が安くて速度もそこそこなシリアルATA SSDと、価格が高くて高速なM.2 NVMe SSDがあります(M.2接続のSATA SSDもありますが、製品数が少ないので割愛)。

OSの動作はランダムアクセスが主ですので、どちらのSSDでも体感上の差はありません。なのでOS用にはSATA SSDの500GBあれば十分でです。沢山のソフトをインストールしなければ240GBでも充分に足りると思います。

編集中のデータ置き場としては、ビットレートの低い動画ならHDDからの読み込みで問題ありませんが4K60P以上のデータはSATA SSD、RAW動画データはM.2 NVMeSSDをお勧めします。

CPUクーラー

CPUクーラーは、CPUを冷やして性能を引き出すための冷却装置です。仕事で例えれば、オフィスを適温にしてくれるエアコンと一緒です。

CPUクーラーは空冷と水冷の2つがあって、空冷はクーラーの金属フィンに風を当てて、CPUの熱を覚まします。一方で水冷は循環している水でCPUを冷まします。

CPUは冷却が足りないと動作クロックがあがりません。なので性能を引き出すためにも、CPU付属のクーラーは避けて、最低でも12cmファンの空冷以上にするべきです。

(性能は、通常の空冷=120㎜簡易水冷<ハイエンド空冷=240㎜簡易水冷<280㎜や360㎜簡易水冷<本格水冷となります。BTOでハイエンド空冷を選べるショップは極一部ですので、通常の空冷か簡易水冷となります。)

電源

電源は、各パーツに電力を供給するための装置です。仕事に例えるならランチをつくってくれる食堂のおばちゃんですね。

BTOのパソコンを選ぶ場合には、ショップが自動で電源の選択肢を出してくれます。不必要に容量の多い電源を選ぶ必要はなく、選択肢の中で一番少ない容量で十分です。

(電源には効率というものがあり、より位の高いものの方が変換効率が高く発熱が少ないです。ブロンズで十分ですが、予算があればゴールドへ。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタン)

OS

最後にOS。これは普通に使う分には、Windows10 Home 64bitで十分です。

おすすめのスペック構成とBTOショップ

さあパーツの基本知識を学んだら、いよいよ次の記事で具体的なスペック構成やおすすめBTOショップをご紹介します!

One thought to “動画編集パソコンPCの選び方。各パーツの基本を学ぶ!【2020年】”

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